釣行記をはじめ釣りに関する意見・感想を紹介
 ミノ−イングレポ−ト 2001 5/22 中禅寺湖  平塚市在住  吉田和弘さん
芦ノ湖のミノーイングが、そろそろシーズンの幕を閉じようとする頃、入れ代わる様に最盛期を迎える中禅寺湖。
今年は早くからワカサギの接岸が大量に見られると聞いて、カレンダーを眺めながらソワソワする日々でしたが、いよいよ逸る気持ちを押さえきれなくなり、独り夜の東北道へと車を走らせました。
ところで、僕が『ミノーイング』の世界を知ったのは、今から20年近く前. . . .ルアー釣りを覚えて数年経った中学2〜3年生の時分だったと思います。芦ノ湖のグリグリメソッドが雑誌などで華々しく紹介され、本栖湖では数多くのモンスターブラウンが美しいフォイル貼りのハンドメイドミノーによって射られていた頃です。
多感な少年期に、言わば『伝説の時代』の衝撃をメディアを通じて浴びてしまったのですが、当時の僕にはラパラでさえ勇気を必要とした買い物。
その世界は遥か雲の上の存在だったワケです。いや、一つだけ僕がこの手に掴んだモノがありました。
小遣いを貯めて手に入れたソレは、美しく金色に輝くムラセミノー13cm。

今、僕のタックルボックスには、それぞれのコンディションにマッチする数多くのミノーが出番を待っている。
そして、ワカサギがフラフラと打ち寄せる中禅寺湖の湖面が目の前に広がるのです。
このところ続いた好天で、水温は良い具合に上昇している様だけれど、その分、 水位が低くなってしまっている。でも、これならばボートを使わずとも多くのポイントを狙えそうなので、中禅寺湖では未だ経験の無い、岸からのミノーイングを試す事にした。7'6"のロッド1本を携え、ラインの先にムラセミノー13cmを結ぶ。予備に同じ7グラム、バリエーションで少し重い9グラムや11cmなどをポケットケースに忍ばせるが、おそらくレギュラーな13cmで大丈夫だろぉ。
風の吹き始めた10時頃になって、いよいよ僕の釣りがスタート。
目指す『八丁出島』は、様々な風向きを受けとめるに違い無い場所と思い決めた。
ウェーダーは履いているけど、これはミスキャストやリトリーブ時にルアーを引っ掛けてしまった時の非常用で、キャスティングでは決して湖には立ち入らない。
魚は思いも寄らぬ岸際に着いていることが多いからだ。
しばらくすると南からの風が強さを増し、阿世潟側の湖岸が大きく荒れ始めたので、岬の先端から岸と平行に近くキャストをして進むと、カケアガリが急激な落ち込みへと変化する辺りで、ガシっと掛かって一気にラインが走った!
竿で溜めて走りの方向を換えさせたのも束の間、こんどは足元の岩にアタマを突っ込む様子が澄んだ湖水を通して見える。この時点で結構パニック(笑)立ち位置を変えて何とかヤリ過ごすけれど、またラインを引き出し沖へ向かう。何度かの行ったり来たりを繰り返して、ようやくランディングできた。
45cmくらいの中禅寺湖らしいブラウントラウト。
稚魚放流から湖で育った見事な美しさ。キャスティングの面白さは、やはりボートからが一番楽しめるが魚とのやり取りにおいて、岸釣りでは一層スリリングに感じる。でも、僕の腕では、このサイズまでが上げられる限界かも知れないなぁ‥‥。
岸からでは、ラインもワンクラス太い方が安心ですね。
その後も同じ斜面を何度かに別けてキャストを続け、さらに2匹をキャッチして、風の治まった夕方3時には竿をたたみました。全てはレギュラーウェイトの13cm金黒を使って釣り上げたのですが、僕のコレは村瀬さんにお願いして腹部のカラーを金色に着色して頂いたモノです。

このカラーは、少年時代に初めて手に入れたムラセミノーのカラーなのです。
その当時のモノは何かの時に紛失してしまい、数年前にお願いして制作して頂いた思い入れイッパイのカラー。
あの頃に憧れた釣りを、今、ようやく楽しんでいる僕は、また更なる夢を抱き、その望みは尽きません。

 ミノ−イングレポ−ト 2001 6/2・6/9 北海道  札幌市在住  須藤伸夫さん
ミノーイングレポート6/2
北海道に移り住んで10年。それ以前は10数年の芦ノ湖通いで元箱根のナザキさんにお世話になっていまし た。こちらでは阿寒湖をはじめとした多くの湖や河川下流域にてミノーイングを楽しみ、特にここ数年は道北地方の河川下流域のイトウ釣りにのめりこんでいます。 その地理的状況により、開発の手をのがれて野生のイトウが世代交代を繰り返す北海道でも稀有な地域です。 私はこの地でイトウを狙うにあたり現地で多用されるトラウトルアーではなく、バ スルアーと13cmミノーのグリグリオンリーで楽しんでいました。ラパラをはじめとしてブラウニー、ミノートプス、そしてアクアバッハが発売されてからはこれを中心に使用していましたが、最近はバス用の大型トップウォータープラグに凝って強烈なアタックを楽しんでいました。しかし先日アングリング誌上でムラセミノーの15cmが発売されたのを知り、久しぶりにグリグリをやってみたくなり、金黒と同腹赤のそれぞれ8gと10gの4本を入手、行きつけの管理釣り場でアクションを確認、調整し釣行となりました。6月2日、前夜に札幌を出発し5時間半かけて到着しワゴンの車内で寝袋にもぐりこむ。
アラーム音で目が覚めると空がわずかに明るくなりはじめている。隣には釣り仲間の小原氏の車も到着済み。早速タックルのセッティング、ひさびさに持参したスピニングタックルのガイドに 12ポンドラインを通してループノットでムラセミノーをセットした。 天気は薄曇り、微風の向かい風のなかお気に入りのスポットにはいりキャスト開 始。3、4投目に2代目ステラ4000のハンドルが「ガンッ」と止まると同時にライ ンが1mほど > 左に走ってフッと軽くなり、次の瞬間60cmクラスがジャンプしながら逃げて 行っ > てしまった。あまりにあっけないアタックにバラシた悔しさもなくキャスト再開。 直後に向かい風がかなり強くなりバルサミノーにはきつくなったので小原氏とともに上流の橋を渡り対岸に車で移動、追い風に乗せて川幅の三分の一くらいまでキャスト、30分くらい経過したときだった、沖に着水しリールのハンドル3回転のグリグリアクション2ストローク目で「グンッ」とラインが張った。距離があるのでのけぞるようにフッキング、同時に沖目でガボガボと水柱があがり イトウ特有の首を振りローリングする感触がロッドに伝わる。ドラグを使って何度かの突進をかわして小原氏が無事ランディング。ムラセミノー15cmの金黒10gをガッチリ咥えたイトウは78cmでした。 すばやく写真を撮り、水中で支えていると元気に泳いでいきました。
ミノーイングレポート6/9
先週のヒットに気を良くして今週も小原氏と釣行。ポイントに向かう釣り人の車の音で目が覚めていつものポイントへ‥‥今日は朝3時半に満潮のため流れは全く無く、沼のような状態。11時の干潮に向けて水が動きだす6時頃がチャンスかなと予想。キャストをはじめて
少したった頃に水面から小魚が飛び出すような動きがあり、何かなと眺めていると水面が盛り上がった。イトウだ!とミノーをキャスト、リトリーブ開始と同時にヒット、水面で暴れた瞬 間に口からミノーがすっぽ抜けてしまいました。 予想どおり5時半を過ぎるころから緩い流れがではじめて、それとともに産卵のため 海から遡上し群れで岸際を移動するトゲウオを待ち伏せて襲うイトウが現れた。沖にキャストしながらトゲウオを狙うイトウの動きもチェック。トゲウオの群れが岸に追い込まれて花火のようにきらきら炸裂している。そしてそのライズがだんだん上流に移動して私の射程距離内に入ってきた。通常トゲウオの群れを狙うイトウは単体のエサに興味を失うため、群れを演出でき るダブルブレードのスピナーベイトなどで狙うのだが、今回は構わずムラセミノー15cm金黒腹赤 の8gでライズを直撃。 水深が30cmもないのでハンドル2回転のショートストロークでアクションさせ ると押さえ込むような感触とともにリールのドラグが鳴り水面が炸裂、余裕でランディングしたのはチョット小振りな69cmのイトウでした、はやく大きくなれよとリリースしました。今シーズンはこのミノーでの釣行をメインに考えておりますので、また釣果があがりましたらご報告させていただきます。15cmミノーの感想。今回はじめて使用してみてアクションは絶品と言えると思います。特に8gはいままで使った多くのミノーのなかでもNo.1の切れの良いアクション だと思います。10gは8gと比較してしまうとわずかに泳ぎの安定感が足りないかもしれませんが、まあ比重が高いので仕方ないのかもしれません、
とにかく最高のアクションでしょう。ただ欠点としてワイヤーがちょっと細いのではないのでしょうか?
魚とのファイト後はもちろん、ノットを締めこむときの力で泳ぎが傾くことがあります。やはり1度調整したらその状態を長くキープーしたいものです。
また表面のコーティングもちょっと強度が不足している気がします、フックのローリングマークがつく部分の塗装が1、2回の釣行で浮き気味になるのは価格から考えても問題ありなのでは ……… きっとアクションと強度の微妙なバランスでかなり大変だとは思いますが。
最後に要望としてぜひ17〜18cmバージョンもラインナップしていただきたいと思います。

 ミノ−イングレポ−ト 2001 6/19 リヴァスッポト早戸  横浜市在住  井出光樹さん
6月の末に釣友と郷里で岩魚釣りを計画している。この季節は、フタスジモンカゲロウの幼虫で よく釣れるのだが、今回はミノ−イングで狙ってみる事にしている。エサ釣りを長くやって来たので、流れや 岩魚の付き場などはわかっているが、ルア−釣りにはエサ釣りに通じるセオリ−の他にルア−ならではのものがあり、今回は そこの所を面白がってこようと思っている。同行する1人の 小林明美さんは 芦ノ湖でのブラウン狙いのミノ−イングでは かなりの魚績がある人なのだが、トゥイッチングが よくわからないということで似たような者同士、リバスポット早戸で 練習をして来た。早戸川を選んだ理由は 風景と環境が とても気入っているためだ。練習に用意したミノ−は、ラパラC.D3センチ.ラッキ−クラフト.ハンプバックミノ−5センチ.アクアバッハ6センチと自作ミノ−の4種だ。平日と言う事で空いており、早速ラパラを結んでキャスト。
水面に落ちると すぐに沈下を始める。タダ引きでチョコマカチョコマカと泳いでくる。
ピッとトゥイッチをくれると 30センチ程直線的に、進行方向にツッと進む。その時のチョコマカ間は、ほとんど表現されていないように思う。もう一度、今度は飛距離を出して遠くへ投げ、チョコマカ感が出る最低の速度で引いて見ると、ブルブルと手元に感じが 伝わってきて、何回かこづくアタリの後 30センチ程のニジマスが 後方のハリにかかってきた。
トゥイッチよりもストップ&ゴ−の方が合っているように思え、グリッグリッとリ−リングで 1回転ずつ間を入れずに引きつづけピッタと止めた瞬間、グリンッと反転した魚影があった。岩魚だった。アメマス系の小さな白い水玉が、ゆっくり沈みながら 遠去かって行った。
ハンプバックミノ−は、タダ引きでは大きな振りのピリピリで泳ぎ、トゥイッチをかけるとイレギュラ−にダ−トはするものの ダ−トの幅は狭く、直線的で 水を噛む具合いが とても安定しているように思う。重心の位置が良く考えられているのだろう。浅場での使い勝手が良かった。対岸へ投げ流れに乗せて下流へ送り、落ちこみのカタをトゥイッチしてくると、ブラウン・岩魚が 魚体をくの字にくねらせて 突っかかってきた。甘いフッキングで取れなかったが 扱い易いミノ−だと思った。小林さんは トゥイッチをかけながら リ−リングをする段取りとリズム感に苦戦しながらも ニジマス・ブルックと釣り上げていた。2種のミノ−を試して気付いた事は、早戸では各区間の境目に落ち込みはあるものの 流れの中に岩がなく、ミノ−に鋭く反応を見せる魚はどうも白泡の中から出てくるようだった。そこで、アクアバッハにかえ流れを横切るようにできる限り白泡の下を通すようにすると、うまく入り込んだ時には魚影がくの字で見えたり、ハリにかかったりが多く出るようになった。アクアバッハは細かなピリピリで泳ぐミノ−の代名詞だと思ってきたが、トゥイッチで使った事はなく発売された当初 ダウンストリ−ムで投げ ピッピッとストップ&ゴ−のみで使っただけで、今回真面目にトゥイッチのみの使い方をして見た。そこでわかった事は、フォルムから生まれるのだと思うが、トゥイッチをかけた時の ミノ−の泳ぐ姿が魚がくわえやすいように動くのではないか と言う事だった。それはトゥイッチをピッとかけると ピリリッと進行方向へ直線的に動き、そのまま頭部が ブレることなく、ダ−トもせず ピタッとそこに静止する。
まさにその瞬間が 突っかけてくる魚にとっては良心的な静止状態になっていると言う事だ。そこでラパラ・ハンプバック・アクアバッハの3種を同じように白泡を通す方法で試しみたところ やはりアクアバッハが一番よく魚をとらえることが出来た。ただ、厚く強い落ち込みでは 浮力が患いして下流に押し出されてしまうのが 残念なところだっだ。
トゥイッチを学ぶ釣行なので、釣果はあまり意味ないが小林さんがニジマス7尾・ブルック2尾で、私が岩魚5尾・ニジマス4尾・ブルック4尾だった。正味4時間半のトゥイッチングの効果だった。
6月末の岩魚釣りにも3種のミノ−を、状況で使い分けてみようと思っている。 ちなみに自作ミノ−については論外であったので割愛
させてもらった。

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